片岡農園の思い

農業は生きていく上で根幹となる食を担うとても大事な産業です。
食物や自然が好きな私たち夫婦にとって、農業を志すのは自然な流れでした。​実際に農業に携わってみると、すごく大変なのですがそれゆえに面白く奥深い仕事でもあります。農業には自然の中で全力で体も頭も使って自分がしたいように挑戦できる楽しみがあります。心を込めて栽培した作物を皆様が召し上がり笑顔になっていただければ私たちも心底うれしくなります。​
とはいえ新規就農はハードルが高く、周囲の大半が否定的な意見でした。実際に今に至るまでに苦労も多くたくさんの方々に迷惑をかけたと思います。それでも私達にとって人生をかけるに値するやりがいがある仕事と確信しています。お世話になった方々や社会にたいして少しずつ恩返ししていきたいです。非農家出身だからこそ見えるものがあり、皆様と同じ目線に立ち農家を身近に感じていただけるような取組を目指します。食の安全とリスクは表裏一体のようなもので、お互いに信頼しあえる関係を築けるように努力してまいります。好きな農業が衰退の一途を辿っていることが悲しく、少しでも楽しさを伝えていければと思います。​​農業を皆様と一緒に楽しみたい!喜んでもらいたい!というのが私たちの願いです。

片岡農園のこだわり

  • 完熟収穫

見た目ではなく味で勝負したいので、特に果樹は完熟収穫にしています。収穫適期の判断がとても難しく、糖度基準を設け何回も畑に入り1個1個を見極めて収穫します。保存性や外見が劣るリスクはありますが、旨みと鮮度は抜群に優れています。太陽をたっぷり浴びてじっくり育った栄養満点の完熟フルーツは直売でしか味わえない感動的な美味しさです。​

  • 土つくり

牛糞たい肥や自家製ボカシ肥を主体に、団粒構造が発達した微生物豊かな土つくりを心がけています。シーズンごとに土壌分析を実施し、微量要素も併せて不足している成分を補充していきます。また緑肥や輪作を組み合わせ、病害虫リスクを抑えるよう努力していきます。IPMにより化学農薬を必要最低限に抑えるなど環境負荷の少ない体系を目指しています。

  • 手作り

なるべく地域資源を利用して様々なものを手作りで生産するような温かみのある農園を目指しています。例えば竹や木材を利用したミニハウスや容器、米ぬかや植物残渣によるボカシ肥などです。将来的にはジャムやハチミツなど加工品も手作りしたいと思っています。​またブログ等で生産過程を公開するなど情報発信し、皆様との距離を近づけられるよう努力します。

  • 気候風土​

姫路市は瀬戸内海気候に属し、年間通して天気や湿度が安定しており、年中農業生産が可能です。年間の降水日数が少なく風も穏やかで、食味が優れた作物が作れます。(要望いただければなんでも作ります!)畑は姫路市北西部の山を源泉とする大津茂川の上流域に位置しており、水質がよく周辺では蛍も見られます。国宝姫路城や書写山、サファリパークなどがあり、ご家族で楽しめるスポットが数多くあります。新幹線や高速道路が整備されておりアクセスが抜群です。

メンバー紹介

片岡 佑介 

Yusuke Kataoka

代表

中学校で無人島キャンプを体験し、高校・大学と自転車旅行にハマり食の大切さを心底実感する。大学ではボラバイトで農作業を経験し農業の楽しさと過酷さを知る。卒業後は冷凍食品会社に就職し千葉にある農業部門で6年間勤務。その時に知り合った農家さん達に感化され農業の世界へ。千葉で二年間の研修後に兵庫県姫路市にて新規就農。好きなものは自然、苦手なものはお酒。​

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片岡 由希子

Yukiko Kataoka

園長

高校、大学と酪農を学び各地の牧場で5年間勤務。経済性と動物福祉の両立に悩んでいた中で代表と結婚し牧場仕事を引退。千葉でのパン屋や花屋のアルバイトを経て姫路では無農薬米の栽培に従事しており、現在は農作業と家事の両立に苦戦している。特技は犬(動物)の世話、弱点は腰痛。

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ヤマト

yamato

園長の実家で飼っているミックス犬。大型犬だが超ビビりで気が優しく疲れた心を癒してくれる。「ドコノコの本 イヌと暮らす」に掲載され全国デビュー。instagramは→@yamato_15620


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